米海軍が海水から燃料を作り出す技術を開発


 米海軍が、海水から燃料を作り出すという、夢のような技術を開発したそうです。


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 ニュース記事を引用しましょう。

 米専門家らは、海水から二酸化炭素と水素ガスを抽出する方法を特定。これらを触媒コンバーターを用いて液化させ、燃料に変えるという。船舶だけではなく航空機への利用も期待されており、実現すればタンカーに依存することなく、洋上の船舶で燃料を生産できるようになる。
 米海軍研究所(Naval Research Laboratory)の専門家によると、この技術を用いたジェット燃料の予想製造コストは、1ガロン(約3.8リットル)当たり3~6ドル(約300~600円)。同研究所では海水から製造した燃料を使用して、すでに航空機の飛行に成功している。
米海軍、海水を燃料にする技術を開発 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 このニュースで注意しないといけないところは、燃料の予想製造コストが1ガロン当たり3〜6ドルというところでしょう。

 4リットルで300円〜600円ということは、ガソリンの原価に比べると2倍〜10倍くらいかかるということです(ガソリンの販売価格のうち70円くらいが税金)。現状では決して安い燃料ではないようです。

 単純に考えるために、コストのすべてが燃料を生産するためのエネルギーだと仮定すると、海水から燃料を1リットル生成するためにガソリンが5リットル必要なんてことになってると、わざわざ海水から生産する意味がないですからね。

 記事にも書いてありますが、多少燃料生産コストが高くても、燃料補給ラインを短縮できるという軍事的なメリットが非情に大きいのはわかります。

 でも、一般的な利用を考えると、現状ではあまりメリットがないようです。せめてガソリン並のコストまで下がってくれることを祈るばかりです。

 ニュースの記事を読むだけでは詳しいことはわかりませんが、製造コストをもっと抑えられるようになる可能性もあるのかもしれませんね。

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